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保証人と連帯保証人の違いは?保証人への請求と求償権について

 

質問

保証人と連帯保証人の違いは?

 

答え

保証人には催告の抗弁権、検索の抗弁権、分別の利益がありますが、連帯保証人にはありません。連帯保証人はほぼ債務者と等しいのです。

 

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どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!

ニワトリ

保証人と連帯保証人とで分別されているように、この二つには違いがあるよ!連帯保証人の方が背金んが圧倒的に重いっていうことだね!詳しく解説するね!

ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!

 

目次

 

  • 1:連帯保証人はほぼ債務者

  • 2:保証人の権利は連帯保証人にはない?
  •  2-1:催告の抗弁権
  •  2-2:検索の抗弁権
  •  2-3:分別の利益

  • 3:保証人には求償権がある
  • 4:他にも連帯保証人がいる場合は共同保証となる
  • 5:債務者の返済の機会を奪う?
  •  

     

    目次

     

    連帯保証人はほぼ債務者

     

    保証人と連帯保証人の違いについては下記の記事に書きました。

     

    借金

    担保?物的担保?抵当権ってなに?保証と根保証と連帯保証の違いは?

     

     

    保証人よりも連帯保証人の方が重い責任を負っているということですね。もう、ほぼ債務者という扱いになるのが連帯保証人です。

     

    借金

     

    『金銭貸借の知識とQ&A』にはこうあります。

    連帯保証

    第三者が、貸主との間で、借主が借金を返済しない場合、自分が借主に代わって借金を返済する約束をするというのが、保障制度です。借主を主債務者、第三者を保証人と呼び、保証人の負う債務を保証債務と呼びます。

     

    なお、契約は口頭でも有効に成立するのが原則ですが、保証契約はその例外として『保証契約は、書面でしなければ、その効力を生じない』(446条2項)と規定されているので注意してください。書面でなくパソコンで作成しても『書面によってされたものとみなされる』ため有効です(446条3項)。

     

    連帯保証は、保証の中でも、保証人が主債務者と『連帯』して借金返済義務を負うところが特徴で、借金の保証としては、連帯保証が一般的になっています。

     

    連帯保証人になれば、なった相手が自己破産をすれば自分も自己破産を強いられることもあります。保証人になった相手だけが自己破産をしたところで、連帯保証人の責務に変わりはないんですね。

     

    借金

     

    それは自己破産だけでなく、全ての債務整理で同じことです。例えば任意整理をして利息をカットしてもらったとしても、連帯保証人がいた場合は、利息を払うことになります。

     

    借金

     

    『あなたを借金返済から解放する方法』にはこうあります。

    本人が任意整理すれば 、保証人の支払い義務も減額されますか?

     

    任意整理の手続きによって、借金の額が減額したとしても、当然には保証人に影響しません。保証人の責任は変わらず、債権者は保証人に請求してくることになります。保証人が要る場合は事前にしっかりと説明し、場合によっては一緒に任意整理、またはその他の債務整理の手続きをとることも考えなければいけません。

     

    全く同じことが書いてありますね。そしてこれは自己破産においても同じだということです。

     

     

    借金

    連帯保証人が重い責任を負っているということがわかったね!保証人は大きな枠を指し、『その中の連帯保証人』ということもあるよ!

    ぴよぴよ(うーむ)!

     

     

    この章のまとめ
  • 連帯保証人はほぼ債務者。
  •  

     

    保証人の権利は連帯保証人にはない?

     

    保証人にも権利があります。

     

    保証人にもある権利
  • 催告の抗弁権
  • 検索の抗弁権
  • 分別の利益
  •  

     

    催告の抗弁権

     

    催告の抗弁権とは、債権者に支払いを要求されたとき、

     

    まずは債務者に請求してくれ。

     

    借金

     

    と、主債務者に請求するように抗弁できる権利のことです。保証人が直接借りたわけではありませんので、この権利があるのは当たり前ですよね。

     

  • 主債務者→保証人
  •  

    の順番で請求をするべきだ、ということです。

     

    検索の抗弁権

     

    検索の抗弁権とは、債権者に支払いを要求されたとき、

     

    債務者には財産や収入があるから、そっちから先に請求してくれ。

     

    借金

     

    と、債務者本人の財産を取り立てるように抗弁できる権利のことです。財産があって、それを売ればお金になるのに、保証人の現金を頼りにするというのはおかしいですからね。

     

    分別の利益

     

    分別の利益とは、保証人が複数いるときに、一人が偏って支払うことのないように分別するということです。例えば600万円の債務があって、保証人が3人いる場合、一人の保証人には200万円までしか請求できません。

     

    計算

    600万÷3人=200万円

     

    ですからね。それが分別の利益です。

     

     

    しかし、これらはあくまでも『保証人』の話であって、『連帯保証人』の権利じゃないんです。連帯保証人というのはここで挙げた権利を所有していません。もう、ほぼ債務者と同じ扱いですから、債務者に返済能力があるのにいきなり連帯保証人に請求されても、連帯保証人は文句が言えないのです。

     

    借金

     

    『借りた金で死なないための129ヶ条 借金力』にはこうあります。

    連帯保証人と保証人と身元保証人はまったく違う!

     

    法律上、わが国では保証人を3種類に分類することができます。一つが『身元保証人』。これはおもに就職の身元保証などに使われるものです。その責任の範囲は被用者の使用者に対する職務に関係のある範囲での行為責任であり、その責任を負う期間も原則3年以内と決まっています。保証人の中での比較的安全な部類に入ります。

     

    つぎに『保証人』があります。これは身元保証人よりは厳しく、連帯保証人よりはゆるいものです。おもに債務保証に使われるものですが、なぜか連帯保証よりも普及していません。連帯保証と違い、債務者が支払不能であるとはっきりするまでは請求されず、複数保証人がいた場合の割り振りもはっきりしていますので、『いきなり全額請求』ということはありません。請求される順番がハッキリしています(法律用語で『検索の抗弁』、『催告の抗弁権』、『分別の利益』という)。

     

    最後に『連帯保証人』です。これが最も普及しています。ただの『保証人』と違い、債務者が支払不能であるとはっきりしなくても(=ちょっとした延滞だけでも)いきなり全額請求される恐れがあります。複数の保証人がいても割り振りがなく、誰か1人が集中攻撃で取立てを受けても文句を言えません。専門的な言い方をすれば、『検索の抗弁権も催告の抗弁権も分別の利益もない!』ということになります。これはもう、主債務者とほぼ同じ責任を負った人質と言ってもいいでしょう。

     

     

    借金

    だから連帯保証人は、ほぼ債務者に等しいっていう意味がわかったね!保証人のように、『ちょっと他人ごとっぽくふるまう』ことはできないのさ!

    ぴよぴよ(なるへそ)!

     

     

    この章のまとめ
  • 催告の抗弁権、検索の抗弁権、分別の利益について確認する。
  • 『連帯保証人』はこれらの権利を所有していない。
  •  

     

    保証人には求償権がある

     

    しかし、保証人には『求償権』という権利が存在します。それについては下記の記事に書きました。

     

    借金

     

    借金

    連帯保証人になったから支払った。そのお金の請求は誰に出来る?

     

     

    これに関しては保証人と連帯保証人を問いません。連帯保証人は、主債務者に対し『私が払った分を全部返してくれ』という請求をすることが出来るんですね。これが『求償権』です。

     

    『金銭貸借の知識とQ&A』にはこうあります。

    弁済による代位

    債務者の借り入れについて、債務者に代わって第三者が返済した場合、その第三者は支払ったお金を債務者に返せという請求権があることは当然です。これを求償権と言います。

     

    借金

     

     

    借金

    求償権は、保証人にも連帯保証人にも行使できる権利だよ!だから支払ったとに、主債務者にお金を返金させる権利を持っているってことだね!それだけは守られているのさ!

    ぴよぴよ(なるへそ)!

     

     

    この章のまとめ
  • 連帯保証人には求償権がある。
  •  

     

    他にも連帯保証人がいる場合は共同保証となる

     

    また、債務者がお金を持っていない場合で、他にも連帯保証人がいる場合、これを『共同保証』と言いますが、その場合は、そちらの方にもこの求償権によって、請求をすることができます。

     

    もしこの共同保証で、負担の割合を決めていない場合は、先ほど説明した『分別の利益』の考え方同様、保証人全員で負担額を公平に分別して負担することになります。

     

    借金

     

    ですから、連帯保証人が一括返済を要求され、例えば600万円を支払ったとしても、共同保証で他にも連帯保証人が2人いる場合は、200万円ずつ他の連帯保証人に請求できるということですね。

     

    計算

    600万÷3人=200万円

     

    ですからね。分別の利益と同じ考え方で、求償権をもってほかの連帯保証人に請求ができます。一人だけが600万円を負担するのは不公平だからということですね。

     

    民法第442条にはこうあります。

    (連帯債務者間の求償権)

    1.連帯債務者の一人が弁済をし、その他自己の財産をもって共同の免責を得たときは、その連帯債務者は、他の連帯債務者に対し、各自の負担部分について求償権を有する。

    2・前項の規定による求償は、弁済その他免責があった日以後の法定利息及び避けることができなかった費用その他の損害の賠償を包含する。

     

     

    借金

    求償権と共同保証について、確認できたね!様々な状況があるから、一つ一つ確認して最適化していこう!

    ぴよぴよ(いこう)!

     

     

    この章のまとめ
  • 他にも連帯保証人がいる場合は共同保証となる。
  • 共同保証の場合はそちらの方にもこの求償権によって、請求をすることができる。
  • 共同保証で負担の割合を決めていない場合は、保証人全員で負担額を公平に分別して負担する。
  •  

     

    債務者の返済の機会を奪う?

     

    ただし、保証人には債務者へ『債権者から返済の請求を受けた』という旨と通知する義務があります。

     

    私のところに請求が来ましたよ。払っていいんですか?

     

    として、債務者に伝える必要があるんですね。それをしないと、もし債務者が何らかの形で返済をしようとしていた場合、『債務者の返済の機会を奪った』と解釈され、保証人は債務者へ請求する権利を失ってしまいます。

     

    借金

     

    また、支払った後も債務者に伝える必要があります。

     

    払っておきましたよ。

     

    として、債務者に伝える必要があるんですね。それをしないと、もしかしたら債務者がその後に返済をしてしまう可能性があり、返済が重複します。そうなると、保証人は債務者へ請求する権利を失ってしまいます。

     

     

    借金

    『債権者から返済の請求を受けた』と伝えておけば、求償権を行使できるんだね!まあでもこれは細かい規定で、なんか面倒ないざこざになったときに使われる感じだね1

    ぴよぴよ(たしかに)!

     

     

    この章のまとめ
  • 保証人には債務者へ『債権者から返済の請求を受けた』という旨と通知する義務がある。
  •  

     

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